京雛作家 大久保 寿峰作の雛人形
お人形の衣裳は、向鶴の有職文様の金襴を丁寧に着せ付けました。
屏風には、京都の東山の風景を描きました。
作者大久保寿峰は、「変わらないものへの憧れ」を形にすることをテーマに人形制作を行っています。
作家プロフィール
二世 大久保 寿峰(おおくぼ じゅほう)1970年、京都生まれ。
高校卒業後、有職京人形司であり、父でもある一世大久保寿峰のもとで一子相伝の技を受け継ぐため、人形製作の道に入りました。
「変わらないものへの憧れ」を形にすることをテーマに人形作りを研鑽する傍ら異業種と「和」のコラボレーションを実行し、そこで培った様々な研究や技術を京雛の伝統工芸に生かし、全国の百貨店画廊に於いて発表を続けています。
1990年「源氏物語」の文章から忠実に起こした衣裳をまとう雛人形を発表。
2011年からは古代染色に挑戦し、3年の歳月をかけて平安時代の色彩の再現に成功して、古代染色衣裳の雛人形を発表。
伝統技術の基本を守りつつ、京人形界に新しい風を送り続けている、将来を嘱望された京人形司です。
飾り付けサイズ
・間口90cm
・奥行45cm
・高さ48cm
・人形サイズ:親王(男雛・女雛):京九番
・屏風:三折東山風景
・お道具:九谷焼瓶子
