節句人形の飾り方・しまい方

おひなさまを飾るとき

▲節句人形は、ていねいに扱い、
正しく保存すれば、いつまでも美しさが保てます。

◆飾る場所を工夫して
おひなさまはお節句の二~三週間前、二月中旬までに飾りましょう。昔から一夜飾りといって前日に飾るのはタブーとされています。飾る場所は、お部屋のなかでも直射日光の当たらないところに。直射日光は、衣裳の変色、退色の原因となります。なお、ストーブなどの暖房からも離して飾って下さい。

◆お手入れは羽根ばたきで
おひなさまを飾るとき、しまうとき、お顔や手、金具などに直接触れないように注意しましょう。指の脂分が、お顔や手の汚れ、金具のサビの原因になります。手をきれいに洗い、薄手の手袋を着用、またはきれいな紙や布を利用して大切に取り扱いましょう。

◆お顔や金具に直接触れない
おひなさまを飾っている間の普段のお手入れは、取り扱いに気をつけながら羽根ばたきで軽くホコリをはらいましょう。

おひなさまをしまうとき

◆ホコリをはらってから、しまう
よく晴れた日に、一度外気にあててから羽根ばたきでホコリをはらい、しまいましょう。衿や袖口、裾の合わせなど細かい部分は、よく洗って穂先をくずした小筆を使ってていねいにはらい落としておきます。

◆薄紙で包んで守る
お人形をしまうときは、やわらかい白い薄紙を頭の後ろからあて、髪形をカバーするように包み込みます。お顔の部分は、さらに折りたたんだ薄紙を重ね、最後に細長く切った紙をお顔にあてて後ろに回し、ねじってとめます。

◆形くずれを防ぐ
衣裳着人形の袖や袂には、ふくらみがつぶれないように、薄紙を入れておきます。お人形は一体ずつ薄紙で包み、箱に並べたら、それぞれのすき間に包装紙などを丸めた詰め紙を軽く入れて形くずれを防ぎます。お人形の塗り台は、布で拭き、台の表と表を合わせてその間に薄紙を一枚はさんでしまいます。

◆人形専門の防虫剤を
防虫剤は衣類用の防虫剤、乾燥剤ではなく、人形専門の防虫剤を一種類に限って使いましょう。保存場所は、湿気が比較的少ない、また乾燥もしすぎない押入上段や天袋が適しています。秋に一度、陰干しできれば万全でしょう。

◆優しく、ていねいに扱い、正しく保存しましょう
おひなさまは、とてもデリケート。とはいえ、江戸時代や明治時代のひな人形が今なお受け継がれている例もあるように、扱い方や保存の方法がよければ、いつまでも美しさを保つことができます。大切なおひなさまの扱い方、しまい方を覚えましょう。

五月人形を飾るとき

◆飾る場所を工夫する
五月人形はお節句の二~三週間前、四月中旬までに飾って、その日を楽しみに待ちましょう。飾る場所は、お部屋のなかでも直射日光の当たらないところに。直射日光は、衣裳などの変色、退色の原因となります。
また、飾る場所を決め、その場所で組み立てるようにしましょう。鎧、大将飾りなどは特に、組み立ててから移動すると倒れたりして危険なことがあります。

◆お顔や金具に直接手を触れない
飾るときやしまうとき、お顔や金具などに直接手を触れないように注意しましょう。指の脂分や塩分が汚れやサビの原因になります。薄手の手袋を着用するか、きれいな布や紙をあてて扱うようにしましょう。

◆お手入れは羽根ばたきで
飾っている間、ふだんのお手入れは羽根ばたきを軽くかけ、ホコリがたまらないようにしましょう。

五月人形をしまうとき

◆しまうときはホコリをていねいに払って
しまうときは羽根ばたきでていねいにホコリを払います。金属の部分は、新素材のメガネふきやネルなどのやわらかい布で磨き、ていねいに汚れを取ります。塗り台もやわらかい布で、カラぶきします。

◆薄紙で包んでからしまう
はずした金属部分は柔らかい紙に包んでからしまいます。兜の両サイドの吹き返し部分など、周囲のすれや傷つきが心配な部分は、紙を巻き保護しておきましょう。
人形のお顔は、薄紙を数枚重ねて当ててから、細長く切った紙を前から回し、後ろでねじってとめておきます。

◆防虫剤は人形専門のものを
防虫剤は、衣類用の防虫剤や乾燥剤ではなく、効き目の穏やかな人形専用の防虫剤を使いましょう。保存場所は、湿気が比較的少なく、また乾燥もしすぎない押入上段や天袋が適しています。

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