絆(きずな)2014年版・第14号 その4

みんなでお祝い初節句

兵庫県芦屋市 
柴野 早南(しばの さな)ちゃん
(平成二十四年十一月十五日生)


銀杏の葉が黄金色に輝く秋晴れの朝、我が家に待望の長女が誕生しました。実家のある東京での里帰り出産でしたが、職場の大阪から駆け付けた主人と共にその瞬間を迎えることができました。産声が聞こえた時の喜びと安堵は一生忘れません。 娘にはぜひ素敵な雛人形をと、出産から一ヶ月して娘を両親に預け主人と二人で浅草橋の吉德さんに伺いました。人形のことはよくわからない私達に販売員の方が店内を一緒に回って丁寧に解説して下さいました。悩んだ結果、娘が大きくなったら遊べるようにと、お道具がたくさんついているものを選びました。 三月、両親も揃って初節句のお祝いです。ちょうど二月に還暦を迎えた父のお祝いとも合わせて大変おめでたい日となりました。無事に生まれて元気に初節句を迎えられたことに心から感謝の気持ちで一杯です。これから毎年娘と一緒にお雛様を飾るのが楽しみです。
(母・柴野 泰子 記)

我が家の初節句

神奈川県海老名市 
重田 あかり(しげた あかり)ちゃん
(平成二十四年十二月五日生)


二〇一二年十二月五日、師走の晴れた日に二八二六グラムの長女「あかり」が誕生しました。名前には家族の灯りとなる存在であれ、という想いと、明るく育って欲しいとの願いを込めました。 私は三姉妹の長女で、ひな祭りは特に大切な行事でした。毎年、吉德さんの七段飾りのおひな様の前で記念撮影をし、三人でお雛様を眺めることが大好きでした。  娘の初節句を迎えるにあたり、おひな様は愛着のある吉德さんでと決めていました。お店で、スワロフスキーがきらめき、ししゅうが華やかな赤い屏風を背にした、優しい表情の親王飾りのおひな様が気に入り購入しました。 当日は両家が集まり、ちらし寿司や蛤のお吸い物を作り、おひな様に見守られながら、娘の誕生を喜び合って、家族の絆を感じるとても素敵な日となりました。
(母・重田 さおり 記)

素敵なひな祭り

香川県香川郡 
作道 美咲季(さくどう みさき)ちゃん
(平成二十五年一月十二日生)


平成二十五年一月十二日、第一子・美咲季が誕生しました。両家にとっても初孫となる娘は皆を笑顔でいっぱいにする天使のようです。そして約二ヶ月後の初節句のひな人形は吉德!と心に決めていました。 なぜ吉德かというと、私が祖父母からいただいた吉德のひな人形が「顔がいのちの吉德」とあるように美しく上品だったからです。七段飾りのひな人形は豪華でセンスも良く、子供心に「世界で一番きれいなおひな様だ」と思っていたほどでした。 両親が浅草橋本店で店員さんと相談しながら選んでくれたひな人形は現在私たちの住む香川県まで丁寧に届けられ、無事に初節句を迎えることができました。娘もこの優雅で温かみのあるひな人形を大切にし、ひな祭りを毎年楽しみにしてくれることを願っています。
(母・作道 麻衣子 記)

すてきな初節句

東京都大田区
清家さくら(せいけ さくら)ちゃん
(平成二十五年一月二十五日生)


平成二十五年一月二十五日に長女・さくらが誕生しました。 私の両親がお雛様を贈りたいと言ってくれて、浅草橋の吉德本店で購入しました。 「さくらが嫁ぐ時に持って行って、さくらの子供へ受け継いで欲しい」 両親の想いが詰まったお雛様です。 二月の大安の日に母親と飾りました。とても立派なお雛様でお顔がシャープで素敵でした。保育園から帰った長男は「わぁすごい」と言って大喜び、一緒におひなさまの歌をうたいました。 初節句当日には夫の両親から贈られたお人形も飾り、夫の両親と一緒に楽しい一日を過ごしました。残念ながらさくらはずっと眠っていましたが、素敵な初節句を迎えられました。 両家から立派な人形を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。これからも毎年雛人形を飾り、子供の健やかな成長を見守りたいと思います。
(母・清家 友理子 記)

我が家の五月人形

埼玉県さいたま市
須田 達志(すだ たつし)くん
(平成二十四年五月九日生)


新年を迎えて早々にも兜を買いたかった私。店頭に並ぶのはまだまだ先、とのことでカタログを見たり、ホームページをみたり、と初節句を心待ちにしていました。その中でも吉德さんが一番歴史を感じ、品揃えも多いと思いましたのでいざ浅草橋本店へ。 辰年生まれなので龍があるものがいいな、着用がいいな、と決めてから訪れたつもりだったのですが、素敵な兜がずらりと並び、店員さんの説明を聞くごとに目移り。最終的には、龍にちなんで息子のテーマカラーにしていた緑色の縅、品のある金箔の屏風に惹かれ決めました。 実際に飾ってみても一つ一つが精巧で、部屋全体がかっこよくみえました。友人や親族からも好評。一歳の誕生日も兼ねてのパーティーは、思い出深いものとなりました。 お節句が終わっても、しまうのが寂しくてしばらく飾っていた我が家。また来年飾るのが楽しみな素敵な兜に出会えてよかったです。
(母・須田 維子 記)

すてきな兜との出会い

東京都新宿区
山﨑 朱都(やまざき あやと)くん
(平成二十四年七月十三日生)


朱都。我が家の長男の名前は、夫婦で共に時を過ごし、思い出がつまった町、米国アリゾナ州・州都フェニックス(鳳凰・朱雀)にちなむ一方で、日本の心を大切にという願いから日本の伝統色の一つである朱色を取り入れるなど、多くの思いを込めて名付けました。初節句の兜は、日本の伝統を色濃く残す浅草橋で購入したいと思い、両親と共に向かったのですが、いくつかの人形店に行ったものの、どれも決め手に欠け購入には至りませんでした。 そのような中、老舗中の老舗の吉德さんなら良い出会いがあるのではないかと考え、満を持して、吉德さんを訪ねました。そして、そこで我々を待っていたのが、屏風には煌めく鳳凰を配置し、忍びの緒を鮮やかな朱色で染めた、朱都にぴったりの兜でした。 朱都、家族みんなで、君に一番似合う兜を選んであげたよ。この兜に見守られながら、明るく、みんなに好かれる男の子に育ってね。
(父・山﨑 隆之 記)

みんなでお祝い初節句

千葉県松戸市
五十嵐 雄星(いがらし ゆうと)くん
(平成二十四年七月二十四日生)


平成二十四年七月二十四日、晴天に恵まれたこの日、雄星は誕生した。元気一杯の男の子。 初めての育児に試行錯誤しながら奮闘する毎日。慌ただしく時は過ぎ、子育てにも慣れたかなと思っていた頃、そろそろ五月人形を考える季節に。早速、浅草橋に足を運んでみることにしました。さすが人形問屋街だけに、あちらこちらに五月人形。何軒か巡ってみたものの「心にぐっ」とくる兜に出会えず、諦めていた時、吉德さんの看板を目にしました。中に入ると店内には迫力ある五月人形がたくさん。その中でも希望していたデザインの物に出会い即決。店員の方の説明も知識豊富かつ丁寧でとても満足のいくものでした。 初節句も晴天に恵まれ、両家揃ってお祝いすることが出来ました。吉德さんの五月人形に出会えたことに感謝し、これからも我が子の健康と成長を願って、見守り続けたいと思います。
(母・五十嵐 真代 記)

海斗の初節句

千葉県千葉市 
鈴木 海斗(すずき かいと)くん
(平成二十四年十二月十日生)


平成二十四年十二月十日に長男、海斗が誕生しました。 日に日に成長していく我が子にいつも癒され充実した毎日を送っています。ニッコリ笑った笑顔は最高です。みんなを元気にしてくれるパワーをもっています。本当に生まれてきてくれてありがとう。 ただひとつ残念なのは、誰よりも初孫の誕生を楽しみにしていた父が出産前に他界し孫の顔を見せてあげられなかったことです。生前に満面の笑顔で初節句の話をしていたことが思い浮かびます。 母も父の分まで初孫の誕生を喜んでくれました。端午の節句には海斗の健やかな成長をお祝いしてあげようと兜選びが始まりました。 幼いころから耳にしていた「顔がいのちの吉德」のフレーズが頭に浮かび、伝統ある吉德さんなら間違いないと思い、家族みんなで市原にあるユニモちはら台店にある吉德さんへ行きました。 品格があって凛とした「飛龍之兜」に一目ぼれし購入を決めました。とても立派な兜を飾ることができ、吉德さんにして本当によかったです。父も天国から喜んでくれていると思います。 海斗には、この兜のように凛とした男の子に成長してほしいと願っています。
(母・鈴木 裕美 記)

素敵な初節句

沖縄県豊見城市
浅野 航輝(あさの こうき)くん
(平成二十四年十二月十日生)


我が家に待望の長男・航輝が誕生しました! 初節句を迎えるにあたり主人の両親が五月人形を贈ってくれました。私たちが、 「空と海を航っていく」という意味を込めて名付けたことから、ブルーをあしらった兜を探して、何軒もお店を回って選んでくれたものです。また、主人の両親が百日記念の「お食い初め」に合わせて来てくれたので、いただいた五月人形を飾り、一緒に息子の成長をお祝いしました。 五月五日には、我が家の家紋も届き、花菖蒲と私の両親が贈ってくれた鯉のぼりの置物も一緒に飾り、初節句を家族三人でお祝いしました。 お父さんお母さん、五月人形有難うございます。息子の強く逞しく、そして健やかな成長を願って、これからも兜とともに見守っていてください。
(母・浅野 麻砂美 記)

端午の節句

東京都清瀬市 
久保田 涼清(くぼた りょうせい)くん
(平成二十五年一月十一日生)


平成二十五年一月十一日、我が家に待望の長男・涼清が誕生しました。 長女のお雛様も吉德さんでお世話になり、素敵な節句を迎えられたので、兜も吉德さんに、と決めていました。 たくさんの兜が並ぶ中、涼清のイメージに合う兜を私の父が選んでくれました。その兜は丁寧な作りで、煌びやかであり、上品な兜でした。私たち夫婦も納得の、素敵な兜です。 陣羽織も種類が多く、その中から紺色に金の刺繍のものを選びました。 両親から鯉のぼりもプレゼントしてもらい、その姿に長女の涼乃も大喜び。 長男が生まれ、初めての端午の節句。素敵な兜と大きな鯉のぼりの前で記念撮影し、賑やかにお祝いすることができました。 この先の節句も、子どもたちの成長を感じながら、家族みんなでお祝いしたいと思います。
(母・久保田 友子 記)