絆(きずな)2017年版・第17号 その1

やさしいお顔

東京都江戸川区
荒井 千里(あらい ちさと)ちゃん
(平成二十七年 二月六日生)


結婚して十年、待ちに待った我が子・千里が平成二十七年二月六日、私達の許に誕生しました。授かったことが奇跡、夢を見ているような毎日で産声を聞いたときには言葉にならない想いでいっばいでした。
「千里の道も一歩から」これからの長い人生、一歩ずつ前に進んでいってほしいという願いを込めて千里と名付けました。すくすくと元気に育ち活発な女の子に。そんな千里も一歳になり初節句、おばあちゃんと雛人形を見に吉徳に。入口のお雛様と目が合い、優しいお顔に私も自然と笑みがでました。お家に飾ってからは娘も「こんにちは、いつもありがとう」という気持でお辞儀をして笑うようになり、一目置く感じで悪戯もしません(笑)。
毎年毎年、お雛様に逢えるのを楽しみに、娘の成長と幸せを願い大切に飾っていきたいと思います。
(母・荒井 奈緒子 記)

姉妹のお雛様

埼玉県さいたま市
白井 鈴乃(しらい すずの)ちゃん
(平成二十七年 二月十日生)


昨年二月に次女・鈴乃が誕生。一歳を迎えた今年、初節句のお祝いをしました。長男も長女も吉徳さんで素敵な出会いがあったので、今回も絶対吉徳さんで…と決めていました。二人目の女の子ということで迷いがありましたが、父が二番目でも上の子と同じくらいの物を揃えてあげたいと言ってくれ、鈴乃にも親王飾りを購入しました。お姉ちゃんと同じ吉徳さんの優しい表情のお人形で、衣裳は白地に桜の締麗な刺繍が入ったものを選びました。販売員さんも親身になって相談にのってくださり、満足のいくものに出会えました。
二人分のお雛様を飾って眺め、とても幸せな気持ちになりました。毎年三月には姉の咲帆と鈴乃のお雛様を、五月には兄の奨眞の鎧兜を飾り、三人の子供たちの幸せと健やかな成長を家族みんなで願いながらお祝いできるのは本当に嬉しいことです。兄妹三人、お揃いで吉徳さんの立派なお人形を揃えてくれた父に感謝しています。(母・白井 梨絵 記)

ひな人形の顔

栃木県塩谷郡
堀内 怜沙(ほりうち れいさ)ちゃん
(平成二十七年 二月十五日生)


二月生まれの娘がもうすぐ一歳になる頃、浅草橋の吉徳にひな人形を見に行きました。
初めての子ども、初めての女の子ということで、顔がかわいい、オリジナリティあふれるひな人形を購入する予定でした。
今回購入したおひな様は、見た瞬間「娘に顔が似ている!」
と思いました。部屋のインテリアにも馴染むようなデザインで一目惚れでした。
二月の下旬に家族全員で無事に初節句を迎えることができ、来年もまた健康で、成長した姿をこのおひな様とともに迎えることができるよう楽しみにしています。
「顔が命の吉徳」で素敵なひな人形と出逢えて本当に良かったです。娘の一生の宝物になると思います。
(母・掘内 成美 配)

みんなでお祝い初節句

愛媛県今治市
柴野 恵茉(しばの えま)ちゃん
(平成二十七年 三月二十三日生)


我が家に次女・恵茉が誕生し、家族四人で吉徳さんに伺ったのは、今年のお正月でした。吉徳さんには二年前、『絆』十四号に掲載して頂いた長女・早南の初節句の際もお世話になり、その時勧めて頂いた「江都みやび徳川姫君雛」というお人形が大変素敵だったので、ぜひ恵茉にも同じ姫君雛をと考えていました。しかし長女のは三段飾り。家のスペースを考えると残念ながらもう一つ三段飾りを置くことができないことをお店の方に相談したところ、同じ姫君雛の収納飾りを紹介して下さいました。
三月、主人の両親と私の両親を招き、恵茉の初節句を祝いました。二つのお雛様を並べて飾るととても華やかで両親も大変喜びました。家族揃って初節句をお祝いできたことに感謝すると共に、二人の娘の幸せを心から願う一日となりました。(母・柴野 泰子 記)

我が家のお雛様

東京都荒川区
松澤 歩香(まつさわ ほのか)ちゃん
(平成二十七年 四月二十七日生)


平成二十七年四月二十七日、我孙家に長女・歩香が誕生しました。
初節句に双方の祖父母から「雛人形を選んであげて」とお祝いが届き、せっかくだから浅草橋の本店に行ってみようかと出かけたのは一月の中旬。主人と店内をぐるぐる周って、納得で選んだのが、木の屏風と衣裳の優しい色合いがなんとも穏やかな雰囲気で、品のある件まいの我が家のお雛様です。ふと和室に目をやるとそこに暖かな光のようにお雛様が輝いていて、一足早く春がやってきたようで温かい気持ちにさせて頂きました。娘もお雛様を気にいってくれたようで、覚えたてのバイバイで手を振っていました(笑)。
これからも娘の幸せを願う人達の思いに感謝しながら、毎年健やかな成長を願って、家族で大切にこのお雛様を飾れるといいなと思っています。来年またお雛様に会える日とそれまでの娘の成長が楽しみです。(母・松澤 三奈 記)

運命のお雛様

東京都葛飾区
木下 美織(きのした みおり)ちゃん
(平成二十七年 五月二十九日生)


平成二十七年五月、長男綾人(あやと)の生まれ日と同じ二十九日に長女 美織が誕生。人生を丁寧に大切に織り上げられるようにとの願いを込めて名付けました。
「美織に雛人形を買ってやりたい!」
とやる気満々な両親とともに浅草橋を歩き回りました。そうして私たちも両親とともに気に入り、何より美織自身がにっこり笑って気に入った様子の雛人形がひとつ。それが吉徳さんの雛人形でした。シンプルながらぼんぼりが灯る仕掛けに美織も綾人も大興奮。背面の屏風も華やかでかつ落ち着いていてとても気に入っています。そしてやはり「顔が命の吉徳」さん。上品で愛らしいお顔立ちでいつまでも飾りたくなってしまいました。妻のSNS仲間にも大評判。私の鼻も高いです。
今年は私の両親と初節句の祝いの会を開き、家族でお祝いしました。これからの美織の成長を家族とともに見守ってくれる雛人形に出会えたこと、嬉しく思っています。(父・木下 秀樹 記)

母娘二世代のお雛様

東京都葛飾区
長田 桜子(ながた さくらこ)ちゃん
(平成二十七年 七月九日生)


平成二十七年七月九日、我が家に待望の女の子が産まれました。四月の検診時、先生より「女の子ですよ」とお話があった時には涙が出る程嬉しかったのを覚えています。病院の庭には満開の桜の花が咲いていました。そうだ、名前は「桜子」にしようと心に決めました。
産まれて二日目、嬉しい気持ちでいっばいだった私達に先生よりお話があり、心臓に先天性の疾病があるとのこと。少し大きくなって体力がついたら手術をしましょうとのお話があり、十二月十四日に入院し手術を受けましたが二週間程で退院することが出来ました。
私の母が「もう少し元気になったらお雛様を購入しましょう」と言ったので、一月二十日に吉徳本店を訪れ、対応して下さった店員さんの丁寧な説明で、とても綺麗なお顔のお雛様を購入することが出来ました。吉徳さんでは三十数年前に私のお雛様も購入しております。かわいいお顔の木目込み人形で母が私に似ているからと購入したそうです。親子二世代のお雛様を吉徳さんで購入し、二つ並べて飾れる日が来るとは思ってもいませんでした。
これからも両親への感謝の気持ちを忘れに、娘の健やかな成長と健康をお雛様に見守って頂き、いつか親子三代のお雛様が並ぶ日が来るのを夢見ています。(母・長田 愛子 記)

海を渡ったお雛様

アメリカ・オレゴン州ポートランド
山下 幸恵・パール(やました さちえ パール)ちゃん
(平成二十七年 八月二十一日生)


昨年、アメリカにいる兄の大輔と義姉のエミリーに、可愛い赤ちゃんがやってきてくれました。幸恵(さちえ)・パールです。
二月になって、やはり初節句にお雛様を送ろうということになり、両親と私(幸恵の祖父母、叔母)は三つのデパート、四つのお人形店を駆け巡りました。そして、スタッフの方々がとてもご親切で、また、海外発送にも詳しく、快く受けて下さる吉徳さんにお願いすることにしました。吉徳さんには美しいお雛様が溢れるように並んでいて、どのお雛様か、また、何段飾りにするかなど家族三人で迷いました。が、お雛様やお道具を増やすことは後から幾らでもご相談に乗ります、と言って頂き、安心して小出愛さんの「京十二番親王飾り」に決めました。
本当に美しく気高いお雛様で、兄もエミリーもとても喜んでくれました。このお雛様に守られて、幸恵が二つの国の文化を豊かに持つ、優しく強いひとに育ってくれることを心から願っています。(叔母・山下 恵理 記)

みんなでお祝い初節句

茨城県ひたちなか市
照沼 なつめ(てるぬま なつめ)ちゃん
(平成二十七年 八月二十五日生)


雛人形が届いた時、娘はまだ五カ月でした。その頃は、まだ絵本やおもちゃにあまり反応しない時期でしたが、私が雛人形を飾っていると、娘は興味津々でお人形をじっと見つめ、手を伸ばして触ろうとしてきました。特にお雛様の扇と衣裳の煌めきに興味を持ったようです。来年は一緒に飾り付けをし、「本物」の人形を触らせてあげようと思います。
この「江都みやび」は屏風に格子がついており、それが様々な昔話を想起させます。これから娘には昔話を沢山読み聞かせ、更にこの雛人形が好きになってくれたら嬉しいと思います。
娘は生まれてすぐに発熱でNICUに入ったので、最初は毎日心配な日々を過ごしましたが、こうして初節句を無事に迎えることができました。曾祖父は残念ながらその二ヶ月後に数え90で天寿を全うしたのですが、最後の楽しい思い出となりました。来年もお祝い出来るよう、健やかな成長を日々願うばかりです。(母・照沼 のぞみ 記)

お雛様との縁(えにし)

東京都北区
山浦 遥夏(やまうら はるか)ちゃん
(平成二十七年 九月十日生)


娘の初節句に立派なお雛様を、という想いを胸に降り立った浅草橋の駅。
有職故実に則った古式ゆかしい親王飾りを買ってあげようね、と一軒、二軒、幾つお店を廻ったことか、人形の知識は増えたけれど、知れば知るほど心にかなうお雛様にはなかなか出会えない。
そうして最後に訪ねたのが吉徳さんでした。
親切な店員さんに案内されるうち、二階の一角でそれまで寝ていた娘が目を覚ますと、店員さんが娘に「どのお雛様がいいのかな」と聞きながら、いくつかのお雛様を持ってきてくれました。その中で何番目かのお雛様を娘がじーっと見つめるのです。鮮やかな緋色の十二単をまとった、とっても優しい、端正なお顔のお雛様。折角だから、と写真をパチリ。男雛の方もたいへん凛々しいお顔立ち。雲立湧の黒い袍を見て、「僕らの結婚式の時みたいだね」と夫も大喜び。
その日は一旦帰り、翌週岩槻に行ってみました。ここでも何軒ものお店をめぐりましたが、やっばり心にとまるお雛様には出会えません。半日くらい経った頃、足は再び吉徳さんへ。
日指すはもちろんあのお雛様。しかし、前見た場所には別のお雛様が。「ま、まさか、売れちゃった?」動揺しながら店内を廻ってみると、「あ!」あのお優しいお顔が、別の場所にちゃんと居てくれました。「ああ、よかった、やっばりこのお雛様だね」とその場で即決。こうして我が家に来てくれたのが、樋泉円さん作のこのお雛様です。
家で飾ってみても、そのお顔の美しさ、衣裳や調度の華やかさに家族でうっとり。お部屋がばっと華やいで、一足先に春の香りを運んでくれました。
膝の上の娘を見ながら、このお雛様のようにやさしく美しい女性に育ってくれたら、と願わずにいられません。このお雛様に出会えて、本当によかったね。

野辺はなお 雪景ながらも 我家には ひいな運べる 春の訪れ          (母・山浦 恵子 記)