絆(きずな)2015年版・第15号 その1

我が家のひな祭

神奈川県藤沢市
半矢 琴実(はんや ことみ)ちゃん
(平成二十四年六月十四日生)


平成二十四年六月十四日、我が家の第一子として娘が誕生しました。心の琴線、凛とした琴の音のように、心優しく凛とした強い心を持った人に育って欲しいと願い「琴実」と名付けました。昨年は、なかなか運命のお雛様に出会えず初節句を見送りましたが、それも正解でした。今年に入り我が家に迎えることが出来たお雛様は、まさに探し求めていたものでした。気品とかわいらしさ、そして重厚感を兼ね備えており、飾ると部屋が華やぎ、見るたびにうっとりします。ひな祭りには、私の両親を招き、おもてなし料理でお祝いをし、お雛様を囲み記念撮影をしました。私と一緒にお雛様を選んだ母もとても満足気でした。つたない言葉で「おひなさま、おはよう。きれいねぇ」と毎朝日課のようにお雛様に話しかける娘と一緒に過ごした時間は、私の大切な思い出です。これから毎年、お雛様と共に娘の成長を見守っていけるのだ、と思うと嬉しくもあり少し切なく…不思議な気持ちです。
(母・半矢 実保 記)

すてきな初節句

東京都文京区
市川 真帆(いちかわ まほ)ちゃん
(平成二十五年二月二日生)


平成二十五年二月二日、我が家に長女が誕生しました。お腹の中の状態が悪く早産という形での出産でしたので、順風満帆に育ってほしいという願いを込めて、私の名前の一文字と合わせ「真帆」と名付けました。初節句までは心配事がたくさんありましたが、順調に育ってくれて本当に感謝しております。 初節句を迎えるにあたり、私の母と妹と共に浅草橋に出かけました。多くのお雛様に出会いましたが、母が納得して選んだお雛様はやさしいお顔と本着せ付けの美しいお衣裳を身につけた吉德さんのお雛様でした。お店の方からもいろいろとお話を伺え、美しいお雛様に出会うことができました。真帆の初節句のお祝いは、両家を招きお雛様に見守られながら食事会をいたしました。娘の誕生と成長を皆で喜び合えた素敵な初節句となりました。今後もお雛様と共に家族で娘の成長を見守っていきたいと思います。
(母・市川 真弓 記)

素敵な初節句

北海道網走市
今野 万葉(こんの かずは)ちゃん
(平成二十五年二月十六日生)


妻のお腹に子どもが宿る前から、女の子ならどのようなお雛様がよいかと夫婦揃って想いを巡らせて参りましたが、出産直後の慌しさの中ではお雛様を用意してあげられず、一年遅れの初節句となりました。私たちが万葉を授かり愛し育てて一途に願うことは、健康と「心優しい人」です。その願いを込めて万葉へ贈るお雛様を約二年間考えてたどり着いたのが、「人形は顔が命」の吉德さんの「やよい小筐」でした。私たちはそのほっこりした柔和な表情に万葉への願いが重なるのを感じてこのお雛様を贈ることを決め、素敵な初節句を迎えられました。これからも万葉の健やかな成長を願い毎年ひな祭りを祝いたいと思います。
(父・今野 崇徳 記)

みんなでお祝い初節句

埼玉県飯能市
森嶋 さくら(もりしま さくら)ちゃん
(平成二十五年二月二十三日生)


平成二十五年二月二十三日、待望の長女・さくらが誕生しました。長男の時も吉德さんの立派な兜を私の両親がプレゼントしてくれましたが、この美しいお雛様も両親からのプレゼントでした。お節句当日は、両家が集まり、さくらの初節句と義母のお誕生日という嬉しいお祝い事が重なり、綺麗なお雛様を前に、賑やかなとても楽しい時を過ごすことができました。私の初節句の時に着た祖母からの贈物の着物を、母が何十年もずっと大切に仕舞っておいてくれたので、娘のさくらも、その着物を着て初節句を迎えることができ、とても幸せです。いつも温かく見守っていてくれる両家の家族に感謝すると共に、これからも毎年、お雛様と、兜を飾り、子ども達の健やかな成長と幸せを願っていきたいと思います。大きくなった娘と一緒に、お雛様を飾れる日が、今から楽しみです。
(母・森嶋 弘美 記)

笑顔あふれる初節句

東京都西東京市
花園 日向子(はなぞの ひなこ)ちゃん
(平成二十五年四月十七日生)


平成二十五年四月十七日の早朝、長女 「日向子」が元気な産声をあげて誕生しました。「お日様のように温かく、前向きな子に育ってほしい」という願いを込めて名付けました。私の両親からお雛様をプレゼントしてもらえることになり、お雛様を探しに浅草橋に行きました。様々なお雛様を見ていく中で、吉德さんで素敵なお雛様に出会うことができました。店員の方はとても親切で、おかげで優しく美しい衣裳を身にまとったお雛様に決まりました。お雛様が届いてから、娘は毎朝お雛様に手を振っています。その姿は微笑ましく、誰よりも気に入ってくれた様子でした。初節句のお祝いでは、両家の両親が集まって賑やかに楽しい時間を過ごしました。これからも吉德さんのお雛様と一緒に、毎年娘の成長を喜びながら見守っていきたいと思います。
(母・花園 美紀 記)

みんなで祝おう初節句

東京都荒川区
米山 陽彩(よねやま ひいろ)ちゃん
(平成二十五年五月二十五日生)


昨年五月二十五日、私達の小さな宝物「陽彩(ひいろ)」が誕生しました。山形で里帰り出産、天神祭の朝でした。手足をバタバタする、元気な女の子でした。先生に「お祭娘だな!」と言われた時、心の底から嬉しく思いました。初節句にあたり、母からお祝いを頂いて、浅草橋の吉德さんへ行きました。初めはケース入りの小さなお人形を考えていましたが、夫が立姿雛に目がとまり、私も凛とした美しい佇まいに魅了されました。お顔は勿論のこと、衣裳の素材・色合い・刺繍等、全体的なバランスが素晴らしく、いつまでも眺めていたいと思いました。金色に桜の屏風も落ち着きがあり、娘にはあまりシックすぎるかと迷いましたが、親身な販売員さんの「ママが気にいった物が一番ですよ!」の一声で即決しました。
(母・米山 陽子 記)

きれいなお顔のひな人

千葉県流山市
松村 菫(まつむら すみれ)ちゃん
(平成二十五年六月二十三日生)


「わあ!きれい」二月の大安に届いた大きな箱。思わずこんな言葉が出るくらい綺麗なお雛様が届きました。スピード安産で元気に生まれてきてくれた菫。「お雛様はその子の身代わりだから。」そう聞いたので衣裳、屏風、そしてお顔…全て納得のいくものを選びたいという一心で、何軒もの人形屋さんに足を運びました。その甲斐あってやっと吉德で気に入ったお雛様と出会うことができました。一番気に入ったところはなんと言ってもお顔!とっても綺麗で優しい表情をしています。初節句当日は両家が集まり賑やかに過ごしました。写真の朱い着物は私が初節句の時に着たもので、もっと以前は私の母方の祖母が着ていました。それを父方の母が縫い直してくれました。親子で同じ着物が着られ、嬉しかったです。これからこのお雛様が菫の成長を見守ってくれます。八十年もの時を経て受け継がれてきた着物のように、このお雛様を大切に、健やかに一緒に年を取っていきたいと思います。
(母・松村 遥香 記)

すてきな初節句

東京都八王子市
久野 笑里(ひさの えみり)ちゃん
(平成二十五年七月二十九日生)


昨夏、待望の長女が誕生。人生を笑顔で楽しく歩んで欲しいという願いを込めて「笑里」と名付けました。その名の通り、よく笑う元気な子に育ってくれています。そんな娘に、お雛様をプレゼントしたいと両親より提案があり、人形店が数多く建ち並ぶ浅草橋へ行きました。軒並み見て歩きましたが、最初に見た吉德さんのお人形の顔が忘れられず、お店へ戻りました。店員の方は大変丁寧に説明して下さり、その上店内には授乳、オムツ替えスペースが設けてあったので、ゆったりした気持ちで選ぶことができました。沢山あるお雛様の中で、立姿雛の前で足が止まりました。凛として、気品のあるお顔と立姿、そして衣裳に一目惚れし、即決しました。何度見ても気品溢れるお顔、シックな雰囲気に家族皆で惚れ惚れし、購入して良かったと喜んでいます。娘の成長を見守ってくれるお雛様を、これからも大切にしていきたいと思います。
(母・久野 あゆみ 記)

我が家のひな祭り

東京都中野区 
手塚 凛(てづか りん)ちゃん
(平成二十五年七月二十九日生)


平成二十五年七月二十九日、予定日よりも早く我が家の長女、凛が誕生しました。つわりもほとんどなく、陣痛がきてからあっという間に生まれてきてくれて、今日までトラブルなく元気に成長しているとっても親孝行な娘です。初節句はまだ先のこと…と思っていたのですが、年が明けて一月下旬、とりあえず浅草橋へ行ってみようということで何軒かお店を見て回り、最後にたどり着いたのが吉德さんでした。初めてのことでよくわからない私達にお店の方が丁寧に説明してください ました。たくさんのおひな様の中で、キレイな顔立ち、優しく淡い色合いのすてきな衣裳の「江都みやび」が娘のおひな様にぴったりだと思い決めました。後日、おひな様が自宅に届き、飾ってみると室内に馴染みながらもそこだけぱっと花が咲いているように華やかで、改めて美しいおひな様に巡り会えたことを嬉しく思いました。ひな祭り当日は親子三人でお祝いしましたが、娘は終始ご機嫌でニコニコでした。これから毎年娘と一緒におひな様を飾るのが楽しみです。
(母・手塚 可奈子 記)

すてきな初節句

千葉県柏市
横山 小夏(よこやま こなつ)ちゃん
(平成二十五年八月十五日生)


向日葵が空に向かって満開に咲く八月に長女・小夏が誕生しました。初節句を前に、幼い子を連れて雛人形を買いに行くのは大変、とインターネットでの購入を考えていました。しかし、娘に贈る一生に一つの宝物だからと言う父母の勧めで浅草橋へ行くことになりました。その言葉通り、間近で見る雛人形は人形の表情や衣裳の美しさが各々異なります。中でも気品溢れる丁寧な作りの吉德さん。初めはケース入りの物を探していましたが、出し入れを子供と共に楽しめるという店員さんの言葉から、柔らかな顔つきと色合いの親王飾りに決定。当日は素敵な雛人形に見守られながら楽しく思い出に残る初節句を迎えられました。便利な社会になり色々な事が簡素化されていますが、大切にしていかなければいけないことも沢山あると改めて気付きました。人形を贈ってくれた両親への感謝を忘れず、成長していく娘 と一緒に雛人形を末永く大切に飾っていきたいと思います。
(母・横山 紗知子 記)