絆(きずな)2015年版・第15号 その2

すてきな初節句

韓国チャンウォン市
米原 莉菜(よねはら りな)ちゃん
(平成二十五年八月二十六日生)


国際結婚の私たちに第一子の莉菜が生まれたのは昨年八月。日本企業も多い活気ある工業都市チャンウォンで明るく元気に育っています。海外にいても雛祭りを祝いたい。インターネットを探し、吉德さんのホームページに優美で気品のあるお雛様を見つけました。両親は何店も回ってくれましたが、浅草橋本店で優しいお顔と優雅な衣裳の親王飾りを実際に見て、これしかない、とやはり一目惚れでした。ところが両親がお雛様とやって来る日は45年ぶりの大雪。諦めかけましたが、思い が通じて10時間遅れで真夜中に到着、感激の対面でした。お雛様は華やかに美しく、愛おしく、遠くまでよく来てくれたと感謝の気持ちでいっぱいです。来年からは娘の韓国のお友だちと一緒に雛祭りを祝いたいと思います。
(母・米原 菜央 記)

みんなでお祝い初節句

長野県諏訪市
金子 愛奈(かねこ あいな)ちゃん
(平成二十五年九月三十日生)


平成二十五年九月三十日に待望の第一 子、愛奈が生まれました。皆に愛されすくすくと成長しています。私が十二単に憧れているのを知っていた母は、孫のお雛様は十二単にしようと考えてくれていました。やはりお雛様は顔が命。そのCMをしている吉德さんでと思い母が東京に行く際に品揃えの良い浅草橋の吉德さん本店でお雛様を見てきてもらいました。店員さんが親切に説明してくださり、娘の好きな十二単姿のかわいいお顔のお雛様が見つかったと母から連絡をもらいました。母が気に入ってくれたことと吉德さんのお雛様であれば大丈夫だとの思いから、購入を依頼しました。商品が届いて見てみると私が思っていたよりもっとステキなお雛様でした。三月二日に両家・親戚とで初節句祝いをしました。吉德さんのお雛様の顔が優しく、屏風も豪華でステキと皆さんからお褒め頂きました。素敵なお雛様に巡り会えたのも、母が吉德さんで選んでくれたからだと改めて思いました。素敵なお雛様との出会いに感謝しつつ、これからもすこやかな成長を祈り、来年からは娘と一緒に飾っていきたいと思っています。又、このような素敵なお祝いが出来たのも両家の両親やおばあちゃんのおかげだと感謝しております。ありがとうございました。
(母・金子 佳奈子 記)

ひな人形と幸せな“顔”

千葉県茂原市
風戸 杏璃(かざと あんり)ちゃん
(平成二十五年十月十六日生)


長女の杏璃は、台風で豪雨暴風の中、大きな産声とともに二人のお兄ちゃんに負けないくらい健やかに生まれてきました。三月の初節句では、親戚一同を招いて娘の成長と雛人形のお披露目をしました。娘がヤキモチを焼いてしまうほど誰からも雛人形にお褒めの言葉を頂きました。その雛人形を購入したお店は自宅近くのユニモちはら台店で、祖父母と家族で訪れました。昔ながらの雛人形やモダンな雛人形が並び、娘が喜んでくれそうな雛人形を探してはみましたが、やはりどれが良いのか悩みました。そこでお店の方から、「お顔もそれぞれ微妙に違います。男雛・女雛の衣裳の色や刺繍も見てください。」と聞き、それまでどれも外観ばかり気にしていました が、細部をよく見るとそれぞれに工夫があり、葵の文様や絹糸の色づかい、お顔、そして十二単の丁寧な着せ付けなどをよく見て、将来娘が家族を持った時の願いと理想を考えて決めました。自宅で飾ってみると店舗に飾られていた時とはまた雰囲気が違い、華やかさの中に厳かさがあり、素敵な雛人形に出会うことができました。吉德さんの雛人形と、娘の微笑む顔が、家族をさらに幸せに包んでくれた、暖かい春を待ち望む忘れられない三月でした。
(父・風戸 真人 記)

笑顔溢れる初節句

神奈川県小田原市
高橋 莉穂(たかはし りほ)ちゃん
(平成二十五年十一月二十七日生)


平成二十五年十一月二十七日に長女「莉穂」が誕生し、四歳上の兄晴音に待望の妹ができました。日に日に表情も豊かになり、兄妹で見つめあって笑顔で過ごす様子を見ると、暖かい気持ちになり、幸せな日々です。初節句を迎えるので、主人の両親が浅草橋の吉德さんへ行き、沢山の雛人形の中から莉穂の為に選びに選んで贈ってく れました。自宅に届き、飾ろうと箱を開けると、お人形の表情がとても穏やかな上、衣裳も素敵な色柄で、すごく幸せな気持ちになりました。実家と自宅が離れているので、初節句のお祝いをする時は雛人形も一緒に実家へ持っていき、両家揃ってお祝いをしました。莉穂もじっと見つめていて、私の大切なお雛様と分かっているようでした。毎年素敵なお雛様を飾り、楽しい雛祭りを一年一年成長していく莉穂と祝うのが楽しみです。贈ってくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。
(母・髙橋 裕子 記)

我が家の五月人形句

東京都練馬区
嶋谷 慧(しまたに さとし)くん
(平成二十五年四月十七日生)


二〇十三年四月に長男「慧」が生まれました。初節句は生まれたばかりだったので五月人形を用意できず、一年後の一歳のお節句に吉德の兜を用意してあげるのをとても楽しみにしていました。なぜなら長女のひな人形も吉德で買い求め、とても素敵で毎年飾る度に素晴らしいお人形だなと思っていたからです。そこで浅草橋のお店へ伺うと、さまざまに凝った兜や五月人形の数々に心が奪われました。どの兜もとても素敵で迷ってしまいましたが、店員さんの丁寧なアドバイスにより、黒とシルバ ーで現代的な雰囲気も併せ持つ着用兜に決めることができました。飾ってみるととても立派で、祖父母や友人からの評判も大変よく、数年後、実際に被らせてみるのがとても楽しみです。どんどん成長していく息子をこの兜とともに家族で温かく見守っていきたいと思います。
(母・嶋谷 早紀子 記)

みんなでお祝い初節句

東京都新宿区
梶川 理志(かじかわ さとし)くん
(平成二十五年六月九日生)


我が家に誕生した待望の長男・理志の初節句、兜選びは長女・志歩も「さっくんのかぶと見に行く!!」と大張りきりでした。長女のお雛様も吉德さんでお世話になり、素敵なお雛様を見つけられたので、今回も吉德さんにお世話になることにしました。初めての兜選びで何をどう見て良いのか分からない中、お店の方が材質や作り方などをとても丁寧に説明してくださり、納得の兜を見つけることができました。きめ細かく作られた兜は勿論、屏風もとても華やかで、私達のお気に入りです。双方のおじいちゃん・おばあちゃんなどたくさんの人がこの兜を見に来て理志の初節句をお祝いしてくれて、とても素敵な思い出ができました。これからも毎年このお気に入りの兜と一緒に息子の健やかな成長を祈りたいと思います。
(母・梶川 唯 記)

煌太とみんなの初節句

東京都大田区
中野 煌太(なかの こうた)くん
(平成二十五年八月八日生)


「煌太」が誕生して約九ヶ月、元気いっぱいに成長した息子の待ちに待った初節句。初めての兜選びに胸をときめかせ何軒も下見を重ねていた中、何の知識もなく一人で見て回っていた私に、どこよりも丁寧に兜のことを教えて下さり、商品をとても大切にされていたのが吉德さんで、是非こちらで購入したいと思いました。後日家族で再来店させて頂き、たくさんの兜の中から夫が選んでくれたのは、個性的な鍬形の、とても美しく丁寧な作りの江戸兜でした。飾ってみても本当に上品かつ煌びやかで、何度見ても惚れ惚れとしてしまう程のお気に入りです。お節句の時にはお父さんとお母さんも山口からお祝いに駆けつけて下さり、賑やかで幸せな時間を過ごすことができました。これからも、日々あたたかく見守っていてくれる両家の両親と祖母達に感謝しつつ、煌太の健やかな成長と幸せを願いながら、毎年大切に飾っていきたいと思います。
(母・中野 舞 記)

“燈和”の初節句

千葉県鎌ケ谷市
本橋 燈和(もとはし とわ)くん
(平成二十五年八月十六日生)


八月十六日午前七時三十二分、燈和が誕生しました。産まれた時は2、860グラムでしたが、初節句を迎えるころには8、200グラムと元気いっぱいに育ってくれました。初めての出産に立ち会ったとき、産まれてくるまではすごく不安でしたが、元気な産声をあげて誕生したわが子をみたとき、安堵と喜びの気持ちでいっぱいになり、同時に、妻と子供に心から感謝しました。初節句は、幸い、父の友人が吉德さんと懇意だったこともあって、迷わず吉德さんの兜飾りを購入しました。家紋入りの兜が届いたときには、さすが、300年の歴史と伝統を誇る老舗の風格ある凛々しさと、感動しました。燈和の初節句を家族揃って祝うことができて本当によかったです。これからも燈和が健やかに育ってくれることを願うばかりです。
(父・本橋 洋輔 記)

我が家の初節句

千葉県船橋市
吉村 勇人(よしむら ゆうと)くん
(平成二十五年八月二十一日生)

八月に生まれた私たちの長男、勇人。「強く勇ましい人ほど、優しい人物だ」という夫の持論に基づき、強く優しい人に育ってほしいという願いを込めて、名前をつけました。私の両親とともに、五月人形を探しに浅草橋へ出かけたのは、三月のことです。大通りを行ったり来たりして、最終的に辿り着いたのは、吉德浅草橋本店の 別所実正さん作の兜でした。私の初節句に母方の祖父母が買ってくれた雛人形も吉德さんのもの。そして別所実正さんの兜は、私がその数日前、別の場所で見かけて以来、気になっていたものでした。さらに、別所さんの工房があるのは、夫の実家のある旧庄和町。強いご縁を感じる兜を、勇人のために選ぶことができました。四月の末には、両家の両親とともに、初節句のお祝いをしました。喃語を発し、表情豊かになってきた勇人を囲み、幸せな時間を過ごすことができました。すばらしい兜との出会いを、本当にありがとうございました。
(母・吉村 淳子 記)