絆(きずな)2016年版・第16号 その1

母娘二世代のお雛様

東京都調布市
津山 日花里(つやま ひかり)ちゃん
(平成二十五年一月三日生)


娘が生まれて早三年目。これまでは私のお雛様に娘の成長を見守ってもらっていましたが、今年は娘の新しい十七人飾り(写真左・黒)と私の三十数年来の五人飾り(写真右・赤)そして市松人形が揃い、大変華やいだ桃の節句になりました。
吉德さんとのご縁は私のお雛様と市松人形を購入した三十数年前に遡ります。時を経ても変わらない気品に満ちた吉德の人形は、我が家の象徴的存在であり、今回も迷わず母と娘と浅草橋本店に足を運びました。
娘のために選んだ「能楽鶴亀雛」は飾り台に本金蒔絵が描かれ、檜舞台では五人囃子の調べに合わせて鶴亀のお人形が舞を舞っています。店長さん始めスタッフの皆さんが的確にサポート下さり、他店ではお目に掛かれない様な実に見事な五段飾りが選べました。お節句当日は両親と従兄弟夫妻を自宅に招き、お雛様を愛でながら、手作り料理を振舞いました。娘は「ひかりちゃんのお雛様」「ママのお雛様」と呼びかけ、すっかり夢中です。これからも娘の健やかな成長をお雛様に幾久しく見守って頂きたいと思います。 (母・津山 智子 記)

すてきなお雛様

愛知県丹羽郡
伊神 優里(いがみ ゆり)ちゃん・
伊神 優菜(いがみ ゆな)ちゃん
(平成二十五年十二月十一日生)


双子の女の子が、少し小さかったのですが誕生しました。初節句は長女のお雛様があるので悩んでいましたが、母から二人の為に贈りたい、残してあげたいと連絡があり、嬉しかったです。
私が一緒に行くことが出来ず、母が選んでくれたので私にとって思い出深いお雛様になりました。母は長女の時、お世話になった吉德さんに一人で二度も足を運び、たくさん悩み、長女のと同じ作者が作るお雛様を選んでくれました。
届いたお雛様はとても華やかで上品です。衣裳に男雛と女雛が同じ色柄の生地を使っていてとても気に入りました。「母の愛をひいなにこめて」作者の優しさと思いが伝わります。大切にします。
並んだ娘達のお雛様は、とても立派で明るく幸せな気持ちにしてくれます。一年一年思い出を重ねながら、健やかな成長と幸せを願ってお祝いして行きます。
素敵な出会いをありがとうございます。優里ちゃん、優菜ちゃん初節句おめでとう。
素敵なお雛様を良かったね。お母さんありがとう。 (母・伊神 千絵 記)

すてきな雛人形

東京都八王子市
山本 結乃(やまもと ゆいの)ちゃん
(平成二十六年一月二十七日生)


平成二十六年一月二十七日の朝、私たち夫婦の第二子として、待望の長女・結乃が誕生しました。
私のおなかに宿った子が女の子だとわかったときから、主人の父が「雛人形は買ってあげるから」と言ってくれていました。
その年の十二月下旬、約束通り義父は浅草橋の吉德さんを訪れ、すてきな雛人形を買ってくれました。
当日はもともとお人形好きの主人の姉も同行してくれて、衣裳の柄や生地、色彩等にこだわり、手の込んだ作りも細かく確認したうえで、結乃によく似合うかわいらしい、一番目についた華やかで上品な親王飾りを選んだとのことでした。
そして十二月中旬、待ちわびたすてきな雛人形が、遂に我が家に届きました。
義姉に言われていた通り、パステルカラーがかわいらしい、とても華やかですてきな雛人形でした。
初節句当日は、二歳年上の長男と一緒に記念撮影をして、遠方に住む主人の両親に写真を送りました。
これからも、すてきな雛人形を贈ってくれた義父母への感謝を忘れずに、子どもたちの健やかな成長を、祈っていきたいと思います。 (母・山本 由紀子 記)

『華菜』の初節句

神奈川県川崎市
鈴木 華菜(すずき はな)ちゃん
(平成二十六年二月五日生)


平成二十六年二月五日、我が家の第一子として娘が誕生しました。お花のように誰からも愛される華やかな子に育ってほしいと願いを込め「華菜(はな)」と名付けました。その名の通り愛嬌たっぷりスクスクと育ってくれています。
初節句にあたり両家からお祝いを頂いて、お雛様を探しに何軒もの人形屋さんに足を運びましたが、いまひとつ決め兼ねていました。そこで出会ったのが吉德さんのお雛様でした。一目惚れでした。お顔がきれいで表情もやさしく衣裳もとても華やかで、格子の付いた屏風が素敵でした。娘にピッタリだと満足しています。
初節句当日は、私の両親と姉が集まり賑やかで楽しい時間を過ごしました。
いつも温かく見守っていてくれる両家の家族に感謝するとともに、これから毎年お雛様に娘の健やかな成長を願っていきたいと思います。 (母・鈴木 恵美 記)

ひな人形とお顔

東京都中野区
衣笠 智美(きぬがさ ともみ)ちゃん
(平成二十六年三月八日生)


娘のお雛様を買える喜びを胸に母と人形問屋の浅草橋へ。七段飾りは買ってあげられないけれど、存在感のあるお雛様が良い。しかし、なかなか心惹かれるお雛様に出会えない。
愛おしい孫(娘)のため妥協はしたくない。お雛様への想いを膨らませ「吉德」へ入店。
母と私、同じお雛様の前で「これだ!」と。お人形たちがふっくらとしたお顔で優しく可愛らしく微笑んでいました。屏風やお道具には加賀蒔絵が描かれており煌びやか。幸せそうな表情と清楚な佇まい、豪華な装飾。娘にぴったりです(親バカだと承知しています。)
自宅に飾ると娘は、お雛様の前に座り込み何やらお話。寝る前には「バイバイ」。その仕草がお雛様に負けないくらい可愛らしい。(度々の親バカご容赦ください)
そんな娘を見て、このお雛様のように奥ゆかしくも凛とした愛らしい女性に育てようと心に誓う私です。見守っててねお雛様。
仕舞ったとたん来年また会えるのが楽しみ。 (母・衣笠 寿子 記)

我が家のひな祭り

東京都西東京市
長澤 朋果(ながさわ ともか)ちゃん
(平成二十六年四月十六日生)


平成二十六年四月十六日、予定日より約二ヶ月早く朋果が誕生しました。一五三九グラムと小さな身体でしたが一ヶ月半の入院を経て、元気に育ってくれています。
初節句も近づき、お姉ちゃんのお雛様があるからと悩みましたが「やっぱり本人の物を」と言うお父さんの言葉で購入を決めました。吉德さんでと決めていたので家族でお顔を見て選びました。購入時にうさぎの人形を頂きましたが、三才のお姉ちゃんも「よしとく」と名付けて持っているので、同じものでうれしく感じました。
姉妹のお雛様を並べて飾り、笑顔いっぱいの初節句となりました。あと数年すると「私のお雛様!」と喜んでくれることと思い、成長を楽しみに毎年お祝いをしていきたいと思います。 (母・長澤 宏美 記)

わが家のひな祭り

神奈川県川崎市
福原 葵(ふくはら あおい)ちゃん
(平成二十六年六月十八日生)


昨夏、長女・葵が生まれました。妊娠中、私は悪阻が酷く、切迫早産になったり、帝王切開になったりと、トラブルが続き、不安でいっぱいの出産でしたが、その心配をよそに娘は想定より大きく、とても元気に生まれ、今では活発な赤ちゃんに成長しています。
お雛様購入の話が出た時、私は正直買わなくてもいい、と思っていました。うちは狭いし、飾る場所なんてないと。ですが、母がお雛様を買うのは自分の夢だと言ってくれたので、購入を決めました。せっかくならばとびきり素敵なのにしようと、家族総出で浅草橋本店に何度も足を運び、選んだのは樋泉円さんの親王飾りです。店員さんから樋泉さん独特の着付けのお話を伺い、その美しい姿に魅せられました。飾るとぱっと部屋が華やいで、お雛様を買ってくれた母に本当に感謝しています。
私もいつか娘の子どもにお雛様を買う日が来るのかな、なんて未来に思いを馳せつつ、これから毎年娘と飾っていきたいと思います。 (母・福原 望 記)

みんなでお祝い初節句

東京都小平市
浅野 七星(あさの ななせ)ちゃん
(平成二十六年七月二十二日生)


平成二十六年七月二十二日、予定より五日遅れて我が家に待望の次女「七星」が誕生しました。とても暑い夏で、母はバテバテでしたが、子どもは大きな病気もなく、すくすくと成長し、あっという間に半年がたちました。
初節句を迎えるにあたり、吉德さんで長女の雛人形を購入したこともあり、三年ぶりにお店へ足を運びました。店員さんに親身に相談に乗っていただき、色々と悩んだ結果、長女の親王飾りにお顔のよく似た三人官女を加えることに決めました。お家に届き、実際に飾ってみると、昨年までとは違い、とても素敵で豪華になりました。
お節句の日には姉妹でおめかしをしました。そして、両家の両親にもお祝いしてもらうことができ、楽しく賑やかな一日になりました。これから毎年、雛人形を飾るのがさらに楽しみになりました。姉妹で仲良く大切にしてほしいです。 (母・浅野 幸子 記)

すてきな初節句

千葉県市川市
秋山 珠麗(あきやま みれい)ちゃん
(平成二十六年九月一日生)


待望の長女、珠麗が産まれ楽しみにしていた初節句。両親よりお雛様をプレゼントしてもらえることになり、主人と浅草橋へ行きました。当初はケース入りのお雛様をと考えていましたが、様々なお雛様を見て回るうちに、自身が子供の頃に母と楽しく飾ったことを思い出し、成長していく娘と一緒に毎年飾りたいなと思い、親王飾りを探すことにしました。お人形はどれも素敵で悩みましたが、お店の方に丁寧に説明していただき、お顔の気品と優しさに惹かれ「江都みやび」に決めました。自宅に届いたお雛様で部屋中が華やかになり、娘も笑顔で初節句を迎えることが出来ました。
また、お花が接着不良だったため問い合わせた際にも親切に迅速に対応していただいて、一生に一度の大切な買い物が吉德さんで出来てよかったと思いました。
両親への感謝の気持ちを忘れず、娘の健やかな成長と幸せを願いながら、末永く大切に毎年飾っていきたいと思います。 (母・秋山 美樹 記)

娘達への思い

東京都台東区
篠原 由樹(しのはら ゆき)ちゃん
(平成二十六年十月四日生)


二年前、長女の初節句の時に吉德さんでとても素敵なお雛様と出会えたので、次女のお雛様も吉德さんで選ぼうと最初から決めていました。今度はどんな出会いがあるのだろう。期待して浅草橋に赴いたものの、二人目の場合はどのように調えたらいいのか分からず不安もありました。
そこでお店でいろいろと質問をし、店員さんのアドバイスを参考に主人と話し合い、今回は吊るし飾りを購入することにしました。今まであまり馴染みのなかった吊るし飾りですが、実際に飾ってみるととても可愛らしく、長女の親王飾りと並べるとそれぞれの魅力が一層引き立つように感じました。これを選んで正解だったと大満足です。
親王飾りと吊るし飾り。形は違いますが、二人の娘の幸せと健やかな成長を願う私達夫婦の思いは変わりません。二人分の雛飾りを眺めているととても幸せな気持ちになり、新しいかたちのお雛様との出会いに改めて感謝した今年の初節句でした。 (母・篠原 真理 記)

初節句で女子会

東京都江東区
藤本 梨乃(ふじもと りの)ちゃん
(平成二十七年一月二十日生)


快晴の一月二十日、髪がふさふさのかわいい女の子が生まれました。名前は「梨乃」。結婚式を挙げたハワイの言葉で、リノ“光り輝く”から名付けました。
産後まもなく慌ただしい中での初節句。両親と夫の三人で吉德に出向きました。母が気に入った桜屏風の高級感のある色合い、そして何より気品のあるお雛様の顔立ちに、これが一番!と三人とも満足したようでした。雛人形を部屋に飾ると雰囲気が一変、ぱっと華やぐ高貴な佇まいに、私も心が奪われた瞬間でした。
初節句の日は、初めて姉家族も我が家に集合し、姪っ子二人は梨乃ちゃんと初対面。女子会のような賑やかな会となりました。姪っ子達のかわいい歌声は、梨乃ちゃんにも届いていたでしょう。いつかお姉さん達と歌おうね。皆に愛されすくすく育ちますよう、雛人形と共に成長過程を見守りたいと思います。 (母・藤本 晶子 記)