五月人形を収納する際のポイント! いつまで飾るべきかについても解説

五月人形を収納する際のポイント! いつまで飾るべきかについても解説

お節句は、季節の変わり目をお祝いする日。端午の節句に飾る五月人形は、3月20日の春分の日から4月中旬に飾り始めるのがよいとされています。また、雛人形のように「しまい忘れると婚期が遅れる」といった言い伝えもなく年中飾っていても問題ありませんが、季節の移り変わりをより感じるためにも、時期が過ぎたら収納しましょう。ここでは、五月人形を収納する方法とタイミングについて説明します。

五月人形は出しっぱなしでも大丈夫?

五月人形にはインテリアとして楽しめるものも多く、家の守り神として一年中飾っているご家庭も少なくありません。雛人形のように桃の節句が過ぎたらすぐに片付けるといった言い伝えもないため慌てて片付ける必要もありませんが、季節の行事で使うものということを考えると、5月中旬頃までには片付けたほうがよいでしょう。5月下旬を過ぎて梅雨の時期に入ると、片付けの際に湿気が入り込んでしまうため、天気のよい日を選んでできるだけ早く片付けるのがベストです。

五月人形を収納する場所はどこがよい?

五月人形は、櫃(ひつ)の中に入れて、収納します。櫃はそれなりの大きさがあるので、どこに収納すればよいか悩んでしまう方もいるでしょう。

風通しがよい場所

湿気は人形の大敵。収納場所に湿気がこもるとカビが発生しやすくなりますので、風通しがよい場所に収納しましょう。定期的に風通しをよくしたり、すのこを敷くなどして風の通り道を作っておくのもよいでしょう。

大きな寒暖差がない場所

昼夜に大きな寒暖差が生じる場所では、結露が生じやすく、金属の部分にサビが発生してしまう恐れがあります。また、湿度が上がるとカビが繁殖しやすくなるため、注意が必要です。

直射日光が当たらない場所

直射日光に当たると、色あせや変色を起こす可能性があります。品質を保つためにも、直射日光が当たらない場所に収納しましょう。

上記の条件を考慮すると、気密性が高い場所や、低い場所にある物置は、最も避けたいところ。比較的湿気が少ない、また乾燥もしすぎない押入上段や天袋が五月人形を収納する場所としておすすめです。

収納する際の注意点

収納するときは、羽根ばたきで丁寧に五月人形のホコリを払います。ホコリは、虫食いやシミ汚れの原因となるため、隅々まで取り除きましょう。また、金属部分や塗り台についた手垢はサビの原因になります。柔らかい布でカラ拭きすると、簡単に落とすことができます。

防虫剤について

防虫剤は、衣類用の防虫剤や乾燥剤ではなく、スーパーなどで売られている人形専門の防虫剤や乾燥剤を使用します。特に、衣料用の防虫剤には、金銀の糸、金箔を変色、プラスチックの腐食、金属のサビを引き起こす成分が含まれているものもあるため、使用を避けます。人形専門の防虫剤でも、使用量が多すぎると同様のダメージを与える恐れがありますので、用法用量を守り、入れ過ぎに注意しましょう。
また、防虫剤と乾燥剤を併用することで化学反応が起き、五月人形を傷めてしまう場合もあります。併用を避けるか成分が混ざらないよう離して入れるようにします。乾燥剤の入れ過ぎも要注意です。材質によっては、乾燥しすぎるとひび割れを起こしてしまいます。気密性が高く、一年を通じて暖かい戸建住宅やマンションは、虫にとって快適な環境。防虫剤を上手く活用し、虫の侵入を防ぎましょう。

五月人形は何歳まで飾る?

五月人形には、何歳まで飾るといった特別なルールやしきたりはありません。最近では、引っ越すことになり、引っ越し先に五月人形を置くスペースがない、毎年組み立てや片づけをするのが大変などの理由で、比較的早い段階で飾らなくなってしまうご家庭も珍しくなくなりましたが、一方で、成人するまで毎年飾る家も決して少なくありません。五月人形は、子供の成長を見守る“守り神”のような存在。子供の中学校卒業や、成人式、ご結婚などの節目の場面までと決めて、飾るのもよいのではないでしょうか。

役目を終えた五月人形はどうすればよい?

五月人形は子供の守り神ですから、役目を終えたからといって、しまいっぱなしにしておくのはよくありません。

人形を供養する

役目を終えた五月人形は、「人形供養」を行なっている神社やお寺でお焚き上げ・処分してもらうことができます。人形供養をするには、自身で神社やお寺に申し込み、初穂料を添えて五月人形を持参するか、「明治神宮人形感謝祭」のような人形供養イベントに参加する方法があります。両親の愛情や、思い出がたくさん詰まったものを粗大ゴミと一緒に処分するのは抵抗があると言う方は、感謝の気持ちを込めて丁寧に供養し、納めてみてはいかがでしょうか。

子供の五月人形と一緒に飾る

子供を災厄から守るための五月人形は、子供一人につき一体ずつ用意するもの。父親の五月人形を子供に引き継いでもらうのは、「厄を引き継ぐ」ことになるため避けるべきですが、子供の五月人形と並べて飾ることができます。親子二代の五月人形が並べられている様子は、圧巻ですね。五月人形はこのような使い方もできるので、大人になったからといって、必ずしも処分する必要はありません。

五月人形は、端午の節句を過ぎたら天候や保管する環境に配慮した上で収納しましょう。購入時の品質を保つためにも、定期的に箱から出して風を通し、湿気を除去すると安心です。そして、役目を終えたら、神社やお寺で供養してもらうか、自分の子供の五月人形と一緒に飾るなどして愛情を持って扱いましょう。

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