吉徳ひな祭俳句賞
【「吉徳ひな祭俳句賞」歴代の入賞作品一覧 】吉徳ひな祭俳句賞 2020年入賞作品
第三十六回「吉徳ひな祭俳句賞」は、おかげさまで応募総数4,468句の投句をいただきました。この中から「一般の部 12作品」「ジュニアの部 12作品」の計24作品を、選者・黒田 杏子（くろだ ももこ）先生によって選句させていただき、ここに発表させていただきます。
【第三十六回「吉徳ひな祭俳句賞」入賞作品一覧の PDFはこちら】
なお、入賞作品24作品（選評付き）及び選者吟3作の「吉徳ひな祭俳句賞 展示発表会」を1月25日(土)〜3月3日(火)の間、当社 浅草橋本店3階特設会場にて開催いたします。皆様のご来場をお待ち申し上げております。
【選者吟】
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雛の句選み了へたる夜の安堵
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雛の間に座してしばらく兄と父
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寂庵の七段飾雛の膳
黒田 杏子
一般の部 入賞12作品・応募総数2,175句（敬称略）
【最優秀賞】
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雛の耳亡き子の声も聞こえます
山下 久代（五七歳 会社員）鹿児島県鹿児島市
【一席】
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雛飾る夢を見たよと母の声
ローゼン 千津（六十歳 主婦）山梨県南都留郡
【二席】
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雛と聴く母の想ひ出話かな
曽根 新五郎（六四歳 農業）東京都新島村
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百年の雛百年の梁の下
寺津 豪佐（五十歳 公務員）島根県松江市
【三席】
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明日へゆくわたしを見てておひなさま
森長 美心（十六歳 高校一年）岡山県立倉敷青陵高等学校
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子が生まれ我が家も雛の家になる
月本 河童（三六歳 会社員）東京都墨田区
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年重ね雛さんみたいなれたかな
髙橋 裕帆（二三歳 学生）埼玉県上尾市
【四席】
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瓦礫から掘り出す雛の日の記憶
千吉良 岳（五七歳 中学校教員）青森県むつ市
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手から手へ抱かれしやや子雛祭り
林 由梨（二七歳 小学校教員）山口県山陽小野田市
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玄関に届く雛様陽ごと抱く
忽滑谷 三枝子（六二歳 主婦）群馬県渋川市
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ひな人形家族みんなで飾る夜
金西 めぐみ（十六歳 高校一年）東京都・開智日本橋学園高等学校
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妻に似てきた娘との雛納め
梅田 昌孝（六六歳 無職）愛知県北名古屋市
ジュニアの部 入賞12作品・応募総数2,293句（敬称略）
【最優秀賞】
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ひな祭りいみある祭りだと思う
幕田 涵（小学六年）東京都・葛飾区立幸田小学校
【一席】
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人形師雛に込めてく心持
田沼 有彩（中学一年）東京都・開智日本橋学園中学校
【二席】
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朝おきて見つめる雛と祖父の遺影
島﨑 菜津貴（中学三年）東京都・小野学園女子中学校
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ひなの日やあたり一面笑顔咲く
中村 蓮（中学一年）青森県・むつ市立大湊中学校
【三席】
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ひな人形だれかに似てるだれだっけ
木嶋 雪乃（小学五年）宮城県・石巻市立虻田小学校
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ぼんぼりに火をともしたらひなまつり
栗田 敬太（小学四年）兵庫県・丹波篠山市立城北畑小学校
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ひなを出す母との時間宝物
石川 胡桃（中学三年）長崎県・佐世保市立祇園中学校
【四席】
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見てるだけで笑顔になれる雛人形
川村 妃菜花（中学三年）青森県・むつ市立大湊中学校
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ゆめにまであらわれわらうひなにんぎょう
細江 百杏（小学四年）岐阜県加茂郡
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ひなまつりまいとしあるよたのしいな
おぐら みなと（五歳 こども園）新潟県・長岡市恵和こども園
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ひな人形新しい家に花がさく
鈴木 祷馬（小学五年）山口県・山陽小野田市立高千帆小学校
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おひなさま家族みんなでパーティーだ
桐谷 ののは（小学三年）鳥取県・鳥取市立鹿野学園
黒田 杏子 先生 総評（直筆）
