絆(きずな)2026年版・第26号 その2
一目ぼれした德川家康公兜
静岡県静岡市
鈴木 晴斗(すずき はると)くん
(令和六年五月二十五日生)
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風薫る五月、陣痛促進から四日かけ誕生した息子。出産直後、私は羊水塞栓症という珍しい症例になり、大量出血で集中治療室に運ばれましたが、一命を取り止め、元気に夫と息子と三人で暮らしています。
お宮参りを終え、気合十分な私の母による五月人形探しが始まりました。私と母は、大河ドラマ「どうする家康」を見て以降、居住地の静岡と夫の地元浜松にゆかりのある「德川家康公兜(以下「家康兜」)」にしようと決めていました。母がはじめに伺ったのが吉德浅草橋本店。そこで出会った家康兜を後に購入することになるのですが、母から「吹返しの部分の装飾が美しく一目ぼれした」と、私に連絡がありました。その後、複数店舗を回りましたが、やはり吉德さんの兜が一番だと、改めて浅草橋本店に私と母で伺いました。入口には、模写した実物大の家康兜があり、さらに店員さんから、「吉德は德川家とゆかりがあるんですよ」とお聞きしたことで、吉德さんの兜を迎えようという想いが強まりました。
自宅に兜が届き、本物の家康兜を所蔵する久能山が遠目に見える部屋に飾ると、さらに輝きを増したように思いました。息子も、毎日兜を見て何かを感じているようでした。
五月生まれのため、初節句は1歳の誕生日と合わせてお祝いしました。兜の力もあってか、一生餅を軽々と背負い、笑顔で伝い歩きを披露していました。
美しく輝くこの兜を、静岡の地で、ずっと大切にしていきたいと思います。
(鈴木 麻友(母)記)
私から息子への贈り物
東京都江戸川区
村田 空弘(むらた たかひろ)くん
(令和六年一月九日生)
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令和六年一月九日、我が家に待望の男の子、空弘が産まれ家族の一員になった。村田家では節句の人形を吉德で揃えているため、空弘の五月人形も浅草橋にある本店で購入することになった。
店内には素敵な人形がたくさんありどれにしようかと悩みに悩んだ。
空弘が男の子ということで最終的にどれを買うのかを決めるのを私に委ねられたこと、再度来店するための時間が取れないことから当日中に買うものを決めなければならない状況が私にプレッシャーを与えた。
ざっと見て気に入ったものの写真を撮りそれを見比べること、店員さんにアドバイスをもらいながら考えること二時間弱、ようやく「これにしよう!」と決めることができた。今回空弘にピッタリな兜飾りに出逢えたことに満足するとともに感謝している。
年々成長する空弘と一緒に、我が家で毎年端午の節句に兜飾りを見られると思うとワクワクが止まらない。
(村田 弘道(父)記)
