絆(きずな)2023年版・第23号 その2

海羽の初節句

東京都町田市
田中 海羽(たなか みゆ)ちゃん
(令和三年八月十一日生)


令和三年八月十一日、娘の海羽が生まれました。
お七夜、お宮参り、お食い初め、ハーフバースデーと順に行事が終わっていき、あっという間に次は桃の節句に。海羽のお雛様をお迎えしなければと思い、百貨店や専門店を見てまわりましたが、ピンとくるものに出会えないまま、吉德大和店に伺いました。すると三人官女がついた三段飾りに目が行きました。三段飾りでも程よくコンパクトで、色合いも衣裳も娘のイメージにぴったりのものでした。我が家では犬を飼っているため、ケース飾りか、コンパクトに飾ることのできる木目込人形にしようかなと考えていましたが、あまり関心を示していなかった主人もこのお雛様は気に入ったようでした。このお雛様に決めてからは主人も張り切って素敵な台を作ってくれました。これから毎年飾るのが楽しみです。
笑顔いっぱい可愛らしく健やかに育ちますように。そして、娘も良い出会いに恵まれて主人のような素敵な人と結婚できますように。笑
(母・田中 あゆ美 記)


お雛様を通して結ばれる母娘の絆

東京都府中市
石川 紗渚(いしかわ さな)ちゃん
(令和三年八月二十日生)


令和三年八月、結婚して四年目、我が家にかわいい第一子の紗渚が産まれました。待望の我が子、私達夫婦をはじめ、両親共に、娘の誕生を大いに喜びました。
令和四年になり「そろそろ初節句の準備を」と思い、イトーヨーカドー武蔵小金井店に行き、お雛様を探してみることに。そこでは丁度お雛様フェアが開催されていました。色々なメーカーのものがある中で、一目で「顔がいのち」の吉德さんのものが気に入り、購入。後日、お雛様が届き、飾ってみると華やかで素敵で大満足しました。
それから雛まつりまでの毎日、娘の育児をしながら眺めていると、ふと私が子供の頃のことを思い出しました。お世辞にも広い家とは言えない当時の実家。にもかかわらず三段飾りの大きなお雛様を毎年欠かさずに飾ってくれていた母。それは私が二十代後半になる頃まで続きました。私も母親になった今、娘の健やかな成長を祈り続けてくれた母の思いをようやく理解することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつまでも娘気分が抜けず母を頼ってしまう私。そんな娘をいつまでも心配し気にかけてくれる母。娘と私もこの先ずっとそんな絆で結ばれ、いくつになっても母と私のような関係でいられたらと願うばかりです。
(母・石川 有紀 記)


様々な素敵な出会いに感謝して

北海道江別市
上口 栞奈(かみぐち かんな)ちゃん
(令和三年九月六日生)


小さくかけがえのない命。どうか無事に元気に産まれてきてくれるようにを願い、二〇二一年九月六日、娘は元気な産声を聞かせてくれました。元気なお兄ちゃんの大きな声の中でも、すやすやと眠ってくれ、日々はあっという間に過ぎていきました。
娘の祖父母から、早々に初節句の話をしてもらい、年明けにはお店を回り始めました。とはいっても、私たちが住む北海道は今年は記録的な大雪。移動に時間がかかりお店についた頃にはぐったり。週末一軒回るのが精一杯で徐々に何が良いものなのかもわからなくなってきました。最後に訪れたのが吉德札幌店さんでした。対応してくださったのは偶然にも店長さんでした。物腰が柔らかく話しやすい雰囲気の方でしたので、これまで見た他店のお雛様や迷っている点などを伝えたところ、一つ一つのお店の特徴や、お人形を選ぶ視点、衣裳についてなど、丁寧に説明してくださり、頭の中を整理することができました。そこで、ふっくらとした頬が娘とよく似ているお雛様と出会い、こちらに決めさせてもらいました。
改めて我が家でそのお顔を見ると、優しさと凛とした佇まいが感じられ、素敵な出会いだったなと満足することができました。
今、世界では様々なことが起こり、これからの時代を生きていく娘たちは困難なことが多いのかもしれません。しかし、毎年、より良い未来を願いながら、家族仲良くお雛様と共に三月三日を迎えていけたらと願います。
(母・上口 愛美 記)


憧れだった雛人形

神奈川県横浜市
松島 光希(まつしま みつき)ちゃん
(令和三年九月二十二日生)


娘がお腹にいる時から、なんとなく意識していた雛人形。お雛様を家に飾るのが夢でした。お正月に、お義母さんから「初節句をしてあげてね」とお祝いをいただき、夫婦で納得のいく人形を探そうと決めました。
ネットや子供用品店、浅草橋の節句人形の専門店街を見てまわり、最終的に吉德の店員さんおすすめのお雛様に決まりました。
大切に毎年飾りながら、子供の成長を一緒に見守っていきたいと思います。素敵なお人形にご縁をいただきありがとうございました。
(母・松島 奈々恵 記)


愛琉ちゃんの初節句

埼玉県久喜市
工藤 愛琉(くどう める)ちゃん
(令和三年十二月十三日生)


「三人官女は譲れない」母である私のこんな拘りを聞き、吉德モラージュ菖蒲店の店員さんは一緒に色々な雛人形を探して下さったおかげで、お気に入りのお雛様に出会うことができました。
令和三年十二月十三日午後二時五十三分は間違いなく私達夫婦二人にとっての人生最高の瞬間で、その日からずっと幸せが止まりません。目に入れても痛くないと言いますが、本当にかわいくてかわいくて溺愛してしまっています。
「よ」い子に育ってほしい。どの親もそんなことを願っているでしょう。我が子の健やかな成長と幸せを願い、子供にお雛様を選ぶことも、この子には人生でたった一度しか訪れない一大イベントです。
「し」あわせは独り占めするよりもシェアした方が長く続くと言うように、娘が生まれてから、私自身が周りに対して格段に優しくなれて、幸せが幸せを生んでいるようです。
「と」くべつな思いを込めて、無事に初節句を祝うことができ、とても嬉しく思います。
「く」ったくのない笑みを浮かべる娘の顔を見ながら、今後どの様に成長するのか楽しみな気持ちでいっぱいです。
最後に、購入後車まで運んで下さった丁寧な対応、心より感謝致します。
(母・上口 愛美 記)