女流作家 樋泉 円作の雛人形
天皇が晴れの儀式で着用される黄櫨染桐竹鳳凰の御装束を男雛に着せ付けた親王飾りです
男雛の衣裳は天皇が晴れの儀式で着用される黄櫨染桐竹鳳凰の御装束着せ付け、女雛の衣裳には深みのある色彩を用い格調高く仕上げました。
お人形の衣裳には創業270年を数える京都室町で金襴絹織物の製造卸商を営む京の老舗、誉勘商店の生地を使用。
紅白梅柄の重ね箔押しの六曲屏風の落ち着いた光沢と見事に調和した、樋泉円ならではの雰囲気あふれる親王飾りです。
樋泉 円の雛人形
樋泉円の作る雛人形は、本仕立ての衣裳を着せ付けるため、非常な手間と技術を要します。
男雛の平緒と女雛の裳は糊付けされず、実物と同様に取り外すことができます。
また、胴体には、型くずれや虫害の心配の少ない桐材を使用しています。
作家プロフィール
樋泉 円(ひいずみ まどか)1941年、山梨県生まれ。
人形の持つ愛らしさに魅せられて、着付師・津田蓬生(先代)に師事し、
十数年にわたりその名人芸を学んだのち、1983年に独立し、製作活動を開始しました。
飾り付けサイズ
・間口78cm
・奥行40cm
・高さ41cm
・人形サイズ:親王(男雛・女雛)京十番
・屏風:重ね箔の紅白梅柄
・お道具:唐草模様
